米国再入門!~アメリカってどんな国?~1

2011Dec.8

アメリカは広くて、強い国です。まだまだ知らないことがいっぱいあります。そんなアメリカについて事象別にまとめてみました。アメリカを訪問する前、留学する前に是非参考にしていただければと思います。

約300年前、ヨーロッパ諸国から大西洋を渡って入植した人々が中心となりアメリカ合衆国を建国しました。現在はマイノリティ(少数派)になりましたが、彼らはWASP(White Anglo-Saxon Protestant)と呼ばれ、彼らが国を統治していました。その後、諸外国から多くの人々が移り住んできて、巨大な強い国となりました。

アメリカは、個人コミニュティ、州政府、連邦政府といった様々なシステムによって構成されています。その中にはいろいろな人種の人々がいて、お互いに絡み合って国を形成しています。

アメリカを構成する人種は白人、黒人、メキシカン、イタリアン、日本人や中国人及びアイルランド人など多岐にわたります。それらの人々の文化を受け入れて理解するために、国作りを担った人々は懸命に努力を重ねたそうです。その人達により今のアメリカがあるわけです。アメリカはあらゆる人種にオープンであると言われる所以はそのような歴史を背景にしているからです。

しかし、残念なことに2001年9月11日のテロ以降アメリカへの渡航や移住は、非常に厳しく制限されるようになりました。個々人に対する審査は異常といわれるほどに厳しく、格段に強化されました。それは強い国を自負する国家の戦略であり、他国からの侵害を極度に嫌うアメリカの入国政策の一端でもあります。

現在もアメリカへの入国審査は厳格で、その手続きに手間取るケースが多々あります。ただし、特定の国籍の人を除けば、外国人に対して差別的に入国を拒否することは余り見受けられません。このことからも今もアメリカは、自国の利益になると思われる外国人には門戸を開放しているオープンな国家であることが理解できます。歴史、文化の根底にある寛大さや力強さといった基本姿勢を堅持して、慎重に対応しているからです。

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