語学習得指南

陥りやすい罠

日本人のクセ色々

日本人が英語を使う際に見られる国民的?なクセを見ていると、とても興味深いものがある。 その主なものを列記してみると、、、

  • 話を聞いているとき、上下に頭を動かす(聞いていますよ、、と言う意志表示?)
  • 判らなくても分かったふりをする
  • 相づちが多い
  • 理解できなくても、意志表示しない
  • maybeをよく使う
  • Yesの代わりにyeah(イヤ)をよく使う
  • 質問を自分に振られると、しばらく何も言わない
  • 質問されると、うーんと下を向いて考える
  • 過去と現在の表現を取り違える
  • やたらと難しい語を使いたがる
  • よく愛想笑い?或いは照れ笑い?をする
  • 感情の表現が曖昧(無表情)
  • 英語を使う外国人には愛想がよい
  • yesとnoの使い方を迷う
  • 自分の考えを素直に言わない
  • 言葉を頭の中で日本語に訳す(初期の段階で)
  • THの発音の時、照れくさがる(上下の歯の間に舌先を出すのが照れくさい?
  • 発音がカタカナ式になる(英語式に発声するのが恥ずかしい?)
  • 読む時・話す時に抑揚がない
  • 発音に声量の強弱がない
  • sh/ch/thの発音が同じになる
  • 日本語を英語に直訳
  • 質問されても自分の考えを持っていない

これら共通する日本人的なクセを知っておくのも英語学習に役たつ。

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こんな学校や先生に出会ったら最悪だ!

  • 利益の追求のため, 商売感覚で運営している学校
  • 教える内容の研究や吟味をしないで、教科書と先生だけで良しと考えている
  • 先生が度々替わる学校

※上記3項目は語学学校の資質を判断する基準

  • お金を稼ぐ(時給)ことしか興味のない先生
  • 教えることに全く興味のない先生
  • 日本人の気持ちを判ろうとしない先生
  • 時々変な日本語を交えて話す人
  • 一方的にしゃべってばかりいる先生
  • 各自の能力に合わせて工夫の出来ない先生
  • ユーモアのない人
  • 判らない顔をしていると、何回も同じことを繰り返す、工夫のない人
  • クラスで復習を積極的にしない先生
  • 理解度を確認しないで、どんどん内容を進める先生(言葉の訓練は同じことを何十回も繰り返すことにより上達する)
  • 判らないとバカ呼ばわりする先生(教えることに短気な人) (語学は同じことを何回も何回も繰り返して憶えるピストン運動のような作業である)
  • 学ぶ側に立って教えられない人
  • 説明や答え方に工夫のできない先生
  • スペリングを間違う先生
  • 早口で、表現力が不明瞭な先生
  • 説明の方法を変えて、判らせようとしない先生
  • 黒板や白板(ホワイトボード)を利用しないで口頭でしか説明出来ない人 (理解しにくい単語や言葉は書いて見せることで効果抜群)
  • 視聴覚機器が使えない不器用な先生
  • 不明瞭な字を書く先生
  • 声の小さい、迫力のない先生
  • いつも椅子に座ってばかりいて、活力のない先生
  • 積極性に欠ける先生(教える気迫のない人)
  • 時々クラスに遅刻する人
  • 酒をよく飲み2日酔いの人
  • 生活に規律のない先生(だらしない人)
  • プロとしての意識のない不真面目な先生
  • 冗談ばかり言う先生(節度が必要)
  • 本気で日本人に語学を教えに来ていない人(一時の旅行者)
  • 決められたことしか教えられない創意工夫のない先生(機械のように教える人)
  • 受講者の弱点をヘルプしない、メモをとらない先生
  • 宿題を出しても、次にそれを忘れている先生
  • 自分の指導法を過信して、押しつける先生 (世には、自分より、更に上には上がいることを知らない人)
  • 受講者を自分のビジネスのために誘う人(ビジネスを横取りする人)
  • 個人的なつき合いを薦める人(十分に気を付けよう)
  • 堅物で面白みのない先生
  • 教えることにより、得るものが沢山あることを知らない人
  • 対話しても話題の少ない不勉強な人
  • 自分自身を磨いていない先生
  • 十分対話の練習をさせないで説明の多い人
  • いつも何か不満を言う人(いつも他人のせいにする)

語学学校の先生にはこの様な事柄に気を付け、学校や、講師に伝えたいことがあれば積極的に 行動する心構えが大切です。 授業料に匹敵する訓練を受ける覚悟と気力を自分で養いましょう。 語学学校は外国語を使う場所として外国人を講師として雇い、あなたに話す機会を提供しています。 したがって、「教えてもらえる」と言う受動的な錯覚に陥らないこと。

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外国語は丁寧に使う

外国語を自由に操れるに越したことはないが、そうなるには長い時間と歳月を要する。 言葉は同じことを何回も繰り返し練習することによって習得するもの。 ところが、何年もの歳月をかけて(5年以上)練習しているにも拘わらず納得できる表現能力が育っていかない場合は、 今日までの練習の方法を見直して原因を見つけ改善する必要がある。 一般的に大きい原因としては、初期段階の基礎力(基礎文型、文法、 語句、語彙 の使い分け)が 自分の中に確立されていないことが多い。

会話の内容や状況にもよるが、相手側は最初「外国人が話しているのだから、、、」と間違いを寛容に 受け止めてくれる場合もあるが、何回も同じ相手と会話をするうちに、話し手の能力そのものに疑念を抱くことがしばしばある。 特に、打ち合わせ、商談、電話による会話を外国語で行う場合は、適切な語彙、明瞭な表現、正しい言葉づかいは勿論、 正確な返答できる能力が大切であることは言うまでもない。

文型上の基礎的な間違い(英語では、前置詞の用法、動詞の変化、人称形、複数形、冠詞等)は意味の伝達に重大な 誤解を招くことがある。 話し手は、判り易い言葉使いでシンプルに表現することを心がけるべき。 早口や、語尾の不明瞭な話し方及び曖昧な表現は避けたい。 外国語に充分成熟していないときは、高度な単語や語句、複文や重文などを使わない。 特に、商談や打ち合わせで何度も顔を合わせる相手には、基礎的な同じ間違い表現には充分気をつけたい。

英語学校の外国人講師の多くはよく「文法などを気にせず何でもよいので話しなさい」と言う。 これにも勿論一理はある。 それは相手に話させることにより、気楽に勇気をもって自分の意志を表現するという導きなのである。 この様な勇気づけは、外国語があるレベルに達するまでは大切なこと。

しかし、先に述べた基礎的な事柄や、状況別の適正語を充分理解しないまま発言にばかり気を取られていると (基本的な間違い)を何度も繰り返す結果になる。 これは相手にはとても耳障りである。 この悪しきクセが潜在化すると、その習慣を後で直すには時間がかかるばかりか、語学力が思うように進化していかない。

簡単な表現がスムースに出てこない時は、ゆっくり、正確に話すこと。 早いスピードで話そうとしたり、ケアレス(careless=不注意)なミスを何回も繰り返すことのないよう習慣つけが肝心。 たとえ他人がスムーズに早く話しても気にせずマイペースで会話する。 練習量に比例して、いずれ表現力は徐々に向上し、適正なスピードの対話が可能となる。 また、間違いなどに気づいたときは(自分の耳に入るので)即座 に訂正し、言い直す習慣をつける。

言葉はその国の歴史や文化がいっぱい詰まった威厳あるもの、沈黙以上の価値あるものでなければならない。

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TOEFL得点が最下位の原因から見えるもの

日本では多くの人が英語を学んでいると言われています。年間にすると数千億円のマーケットだと言われています。 これだけ大きいお金が使われているにも拘わらす、日本人が受験するTOEFLはいまだに世界の最低レベルから抜け出せていないのは何故? と言う疑問が沸きます。それには次のような理由が考えられます。

他力本願である
お金を払えば何とかなる主義の発想
英語は教えてもらえるもの
語学習得には自分の積極的な姿勢が必要
復習と予習の欠如
学んだ内容の復習が不足している。訓練時間以外には学習しない。予習に時間を割いていない。それでは良い結果は出ない。
バランスのとれた学習をしていない
語学は、聞いたり、話したり、読んだり、書いたり、語句や単語を覚えたり、バランス良く何回も何回も繰り返すことにより 徐々に能力が高まっていく。平均のとれた学習が大切。
教育投資に対する判断は厳しく
語学習得は高額の投資をして、自分なりの努力が必要。 したがって、外国人教師をクラスで充分利用し、語学の練習相手として活用する覚悟と度胸がいる。
学習の決意に欠けている
一旦、費用をかけるなら、強い決意のもと何事にも負けず自分に負荷をかけて前に進む決心をする。 無駄使いに終わることがある。
実力が伸びないことを他人のセにしない
自分に合った学習の方法を常に模索、研究し、教材が良くない、教え方がどうの、先生がどうの、、、等を考えない。 常に自分に最良の方法を見つけ、色々工夫しながら自分に一番ふさわしい学習環境を創造する。
継続は力なり、、、を信じる
今日はやる気がしない、疲れたので気が向かない等のやる気を阻害する虫が心の中でわいたとき、 いかに切り抜けるか(risk hedge=防止策)を事前に決めておき初期の志を曲げない、諦めない強い心が必要
自分に暗示をかける
言語能力は自分の期待や思い通りに上手くならないのが常道である。 「やっぱり駄目か」「難しくなってきたので大変だ」などと思うようになるのは、葛藤であり、 むしろ自分の能力が進歩している証拠であると信じ乗り越える覚悟がいる。
能力達成は長いスパンで考える
語学は5年、10年、15年と長い時間を掛けて憶えていくもの。短期間では達成できないことを肝に命じる。 幼い子供が会話ができるようになるには少なくとも10年の歳月が必要である

語学が上手くなりたいという願望や目的を最後まで捨てないで希望を持って最後までやり遂げる精神を養い、 努力を惜しまないこと。

  

語学の習得は莫大な時間と投資が必要になると同時に、たゆまぬ努力と気力を保ちながら継続学習することで達成できる。 現在の地位や、肩書き、名誉、財産はいつかは消え去る可能性がある。しかし、自分の力で開発した本質的な能力は一生涯不動で、 貴重な自分が勝ち得た栄光の証となる。