オレ流、外国語が上手くなる5つの経験則

2009Nov.24

1. 度胸

度胸のある人、心臓の強い人は上達が早い傾向にあります。自分の知っている言葉をどんどん相手にぶつけて、通じるかどうかを試すことが大切です。恥ずかしがっていては進歩がありません。間違えたらどうしよう、こんなこと言ったら笑われるかな、などと考えていては永遠に話す機会が訪れません。

言葉は「会話量」が多ければ多いほど早く上達します。日本式引っ込み思案は語学学習の弊害にしかなりません。勇気を持って自分の覚えた単語や表現を使ってみましょう。通じれば嬉しい気分となり、その後の学習にも力が入ります。例え通じなかったとしても、誤りに気づいた時点で訂正すればいいのです。独習の場合と違い、相手が指摘してくれることもあるでしょう。

兎にも角にも、早く上達するにはプライドを捨てて、覚えた言葉でひたすら対話をすることです。「講師に教えてもらう」という受け身の姿勢では、いくらレッスンを受講しても上達することはありません。

2. リアクション

質問された時に、完璧な返答をしようとするあまり黙ってしまうことはありませんか?これは良くありません。すぐに返答が出来ない場合でも「分かりません」「ちょっと待ってください」「えーっ」「考える時間をください」など、まずは質問に対して反応するように心がけてください。外国語の習得で「沈黙は金」は一切の価値を持ちません。質問に対して何も言わずに下を向いたり、長く考えていては、質問者との間に壁が出来て、会話が弾みません。

3. 聴く

テープやCD、ラジオ、TVなどを最大限利用して、時間の許す限り外国語を聴いてください。何度も何度も繰り返し聞くことで、耳に慣らすことが大切です。ただし、気をつけなければならない点が一つあります。自分の能力を大きく上回る難解なリスニング練習はあまり効果がありません。少しハードルを上げた「聴き取るのがちょっと難しいかな?」程度の内容を中心に練習するのが有効です。何故なら、一般的な日常会話では、ある程度の意思疎通が出来る能力があれば事足りるからです。

4. 復習

学習した内容は復習によって定着します。特に外国語は何度も何度も繰り返し練習をして、徐々に憶えていくプロセスをたどるので、復習をしなければ如何に崇高な目標を持とうと進歩はありません。レッスンを受講するだけでは駄目なのです。

5. 打つ、書く

外国語を書いて憶えるのは有効な手段の1つです。覚えた単語や文章をノートにどんどん書き留めて、そのノートをポケットや鞄に忍ばせ、時間があったら覗いてください。色々なシチュエーションをイメージして、短い会話文を作るのも良いでしょう。機会があれば外国人に見せて、間違いがあれば直してもらってください。

またパソコンで単語や文章を入力すのも良い方法です。指先を動かし、視覚で認識することにより、内容が良く頭に入ります。

人間は五感をフルに活用することで記憶力を高めることが出来ます。昔から「手」が憶えているという言葉があるように、優秀な職人は五感と手を上手く組み合わせて「匠の技」を磨き上げているのです。

最後に

外国に行くことなく語学を習得するには、とにかく「話す・聞く・読む・書く」の量をこなすことです。思うように上達せず焦ることもあるでしょう。しかし、苦労をして身につけた語学能力の「技」は一旦モノにすれば、後々接する機会が少なくなってもあなたの中に長く残ります。