クールナレッジ(Cool knowledge) ~色が表す気分や感情(英語編)~

色が表す気分や感情~英語編~

色に関して英語の辞書で調べてみると、色そのものの説明だけでなく、人間の気分や感情・雰囲気などを表す言葉として説明されている場合があります。例えば、赤は「怒り」や「恥」、黄色は「平和」といった具合です。 英語でどの色がどういった気分や感情を表すかは、日本語と共通する場合も多々あります。もう少し例を挙げてみましょう。

*Grey..........
灰というのは「陰気な様子」を表します。例えば「I'm in a grey mood.」は「憂鬱な気分」となります。
また「お年を召した方」のことを「grey-haired man」と言います。
*Green..........
緑は「羨ましい」「嫉妬」といった意味合いを含みます。また「未熟」を表現する場合にも使います。例えば「He is green.」と言うと「彼は子供だ」「彼は何も知らない」という意味になります。
「未熟」はどちらかというと否定的な印象を受けますが、その裏返しとして「新鮮」を表す場合もあります。
*Yellow..........
黄は「臆病」という意味合いが一般的ですが、「yellow ting」のように「軽い音色」を表す場合もあります。
また「yellow-dog contract」と言えば、「会社に採用されても労働組合には入りません」と表明することになります。
*White..........
白は「恐怖」を表現する時に使われます。例えば「His face is as white as a sheet.」は「彼は恐怖で真っ青である」という意味です。
また、超保守的な政治家の事を「ホワイト」と言ます。「White-hall」は換喩(=metonymy)表現で「英国政府」を表します。
*Purple..........
紫は高い位にあることを意味します。例えば、華麗で素晴らしい文章を褒め称えたい時は「Her writing style is purple.」と言えば良いでしょう。
また「Purple passion」のように「情熱」という意味合いも含みます。
*Blue..........
青は「もの悲しい」「ふさぎ込む」(=Melancholy)といった意味合いを含みます。例えば「I'm in blue.」は「落ち込んでいる」という意味になります。